2014年 07月 08日
盛岡歴史散歩 一里塚パート2 umenai
昨日の投稿に引き続き、今回は奥州街道沿いの歴史スポットのご紹介です。
まずは見前一里塚より北上し、4号線沿い津志田交差点あたりには大国神社が鎮座しています。

これより北側は、1810年に江戸を真似て造らされた遊郭街であったが、
現在その面影は全くない。
大国神社にはその遊郭で賑わっていた当時の歴史資料としての文化財がたくさん存在し、
実際にそれらをこの場所で見る事も出来ます。
ちなみに、今でも毎年8月16日に行われている盛岡舟っこ流し。
この舟っこ流しはこの遊郭が関わっています。
1815年、津志田の遊女たちが盛岡の城下まで遊びに行きますが、
あることがきっかけで帰りの門限に遅れそうになります。
遊女たちは門限に遅れまいと、舟に乗り帰ろうとしましたが、
氾濫した北上川で転覆し溺れ死んでしまいました。
哀れんだ町人たちにより供養したのが、盛岡舟っこ流しとして
現在まで受け継がれているという事です。
大国神社より北上し、紳士服のコナカが右手に見えてくるT字路交差点角、
マックハウス盛岡店敷地内にも遊女に関わるスポットが。


これより、奥州街道を北上すると市内中心部に差し掛かりますが、これらの紹介は
いつか後ほどにでも。
これより先、盛岡市玉山区に入ります。
奥州街道には古道奥州街道、江戸中期、参勤交代の時に使われた参勤道、
そして明治維新後に整備された現国道4号線と3つの道が存在していました。
玉山区からはこれらの3つの道が現れます。
参勤道沿いには不思議な石が。


今でも一部道路としての形を残している古道。
その大半はヤブ地となって姿を消しています。
下の写真は、その姿を今でも残している奥州街道(古道)です。
木々の息吹を感じ歩きながら見たこの風景は今も昔も変わらないはず。
歳月は巡っても、止めることなく輝きを繰り返す草原や花々には
私たちにエネルギーを感じさせる何かがあるに違いない。

国道4号線に戻り北上し、巻堀地区に差し掛かると右手には巻堀神社が見えてきます。



詳しい事はあえて書きませんが、興味深い場所ですので、
お時間があれば是非立ち寄ってみてください。
以上、奥州街道沿いにはまだまだこのブログでは書く事が出来なかった
素晴らしいスポットが盛りだくさんです。
是非その魅力あるスポットに歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
おわり