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震災から一年               umenai

震災から今日で丸一年が経ちました。
あっという間の一年だったのか、それとも長い一年だったのか。

時間の流れのとらえ方は人それぞれ。

ただし多くの人がこの一年、それぞれ震災について、人生についてなど
何かを考えさせられそして何かを行動した一年だったかと思います。

私自身も一年間色々な出来事がありました。
しかし、被災地の事は一度も頭から離れたことはありません。

それほど震災直後被災地を訪れた際、目にした光景はとても衝撃的でした。

鼻を衝く独特の匂い、眼下に広がるガレキの数々、動物の死骸、
目にするものすべてがこの世のものとは思えない光景でした。

「ここには店が建ってたんだよ。ここらへんには友達の家。ここのガレキの下には
まだ小学生が何人か埋まってるんだ。だけど俺らでは
何とすることもできないんだよ」と涙を目に浮かべながら
私に説明してくれた被災地で出会ったおじいさん。
その後は笑顔で元気な生活を送る事はできているのかな?

ご主人を探して必死に走り回っていたワンちゃん。
ご主人は見つかって暖かい所で幸せに暮らしているのかな?

避難所になっていた安渡小学校の校庭で笑いながら楽しそうに走り回っていた子供たち。
やっぱり子供は風の子だなぁと思い、どこか頼もしくさえ思えました。

そしてやはり印象的だったのは子供はもちろん大人たちでさえ笑顔だったこと。
そのほとんどが家や家族を失った人ばかりなのに。

だけど今考えると、目の前のどうしようも
ない現実に負けてしまいそうなところを、
何とか笑顔を作って必死に必死に踏ん張っていたんですよね。

あれから一年。被災者の気持ちはどう変化しているのか。
被災地はあの頃と比べものにならないほど
きれいにはなっているけど、止まったままの時間や
癒しきれない心はあのときのままだと思います。

これからどう月日が流れていくのか、
そして私たちは何を思い、どう過ごすのでしょうか。

犠牲になった方々へ心よりご冥福をお祈りいたします。
by bombo0714 | 2012-03-11 15:40 | umenai

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