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角館のお祭り       umenai

昨日秋田県の角館に遊びに行ってきました。
角館とは言わずと知れた武家屋敷が建ち並ぶ歴史ある町。
それはまさに「みちのくの小京都」と呼ぶにふさわしい情緒あふれる町で、
江戸の時代にタイムスリップでもしたような感覚に陥ります。

角館のお祭り       umenai_c0155239_13401078.jpg

武家屋敷通りの桜並木

その数多くある武家屋敷でも角館を代表する武家屋敷の一つでもある青柳家。
その青柳家の当代の方とのご縁がありその方に武家屋敷の中や歴史の資料、
展示物などのご説明を頂きました。

一通り見学を終えてから
「今日は角館のお祭りがあるからみていかない?」との青柳家当主の一言。

という事で角館のお祭りを見てきました。
しかしその祭りは私の想像していたお祭りとは想像を絶するものでした。

そのお祭りとは角館で毎年9月7日から9日までの3日間によって行われるという事。
18の曳山(ひきやま、山車のこと)が町内を巡り歩くお祭りです。
詳しくはこちらをクリック→角館のお祭り

そこまではよく見るお祭りの光景ですが驚いたのはこれから。

狭い町内を18もの曳山が巡りますから必ずどこかの曳山とすれ違うことになります、
しかし大きい曳山と曳山はそう簡単にすれ違うことは出来ません。

するとそれぞれの交渉人が
「そっちが避けてくれ」「いや、そっちの方こそ避けてくれ」
などと互いの通行権などを主張します。

しかしそう簡単に曳山を避けてくれることはありません。
互いの主張が通らず折り合いが合わなくなると交渉は決裂して
曳山ぶつけが始まります。

曳山ぶつけとはその名の通り曳山をぶつけあって勝敗(優劣)を決めるのだそうです。
一旦ぶつけ合いが始まるとそれは朝方までそのぶつけあいが
終わらない事もあるのだそうです。

更にヒートアップすると今度は人間同士が相手との取っ組み合いの喧嘩に
なる事も少なくないとの事。

そして万が一負けたりするとその恨みは来年のお祭りまで一年は続き、
その時に去年負けた相手を探し出しリベンジしたりするのだそうです。

そういった過激なお祭りですからケガ人はもちろんの事亡くなったりする方も
いるのだそうです。

すると最後に青柳家当主から一言。
「来年参加してみればいいじゃん。法被(はっぴ)貸してあげるから」
丁重にお断りさせて頂きました。

このお祭りは2日目は観光客向けの曳山ぶつけがあるそうですが
最終日に行われる曳山ぶつけはガチンコなそうです。
ですので是非最終日(夜)見学に行くことをお勧めします。

エキサイティングな角館のお祭り、ご覧になった事がない方は
機会があったら是非見学に行ってみてください。
そうとうな迫力ですよ。

曳山と曳山の交渉人が交渉している最中
角館のお祭り       umenai_c0155239_14254530.jpg


昼の間はぶつけ合いは少ないのだそうです。夜の戦いの為に体力温存なんだとか。
角館のお祭り       umenai_c0155239_14265430.jpg


記念に
角館のお祭り       umenai_c0155239_14423936.jpg


そして最終日のぶつかりあい(youtubeより転載)




by bombo0714 | 2012-09-10 14:32 | umenai

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